今年も授業の一環として学生6人(3年生5人、修士1年1人)と能登半島地震調査に行きました(10/18~19)。今年の3年生が着目したのは①山岳トンネルの被害、②地震+豪雨の複合災害、③各種対策工(液状化対策、のり面補強工)の効果でした。これまで能登へ10回調査に行きましたが、この①~③の着目した調査は十分に行っていなかったため改めて気づかされることが多く、今後の地盤防災を考える上で大変有意義な調査でした。
被災地は前回調査時(2024年12月)とだいぶ変わり、輪島市内はビジネスホテルが営業再開し、倒壊家屋の公費解体も進み、居酒屋も賑やかで、国道249号等の道路インフラも仮設構造物による暫定復旧が進んでいる等、復興しつつある現状を感じました。でもまだ手付かずの崩壊斜面・道路も多数存在し、まだまだこれからという気がしました。現地で復興工事に当たっていらっしゃる技術者の方とお話ししましたが、地震だけでなく昨年9月の奥能登豪雨のダメージもかなり大きいようで、復興工事(ほとんどが難工事)に取り組む姿勢に感銘を受けました。






